鬼隠し編、この「5年目」の事件のみについて推理することにする。
いくつか成立しそうな案を考えてみる。


鷹野失踪について。
前提:アレは鷹野の死体ではない、と思う。
1鷹野は祭具殿には入っていない。
 綿流し、祟殺しで発見される焼死体については、その年は祭具殿に入ったため、
 自分への疑いを逸らすための偽造鷹野である。
 この年は入っていないので、偽造鷹野を作る必要性はなかった。
 この年については梨花が鍵を南京錠に変えなかった可能性も否定は出来ない。
2鷹野の死体が焼かれなかった。
 綿流しでの発見の原因は、山火事ではないか? ということで消防隊が呼ばれたためである。
 つまり火がつかなければ発見はされなかったのでは?

富竹殺害について。
 これについては色々考えたけどいまいち成立しないので放置。
 首を掻き毟る点については喉に何か異物感を覚えたのではないか? と推測。
 あるいは息苦しさ。頚動脈に空気注射とか。
 首に注射すれば注射痕が無いのは頷ける。
1もし仮に犯人が鷹野だったとすると……
 「何かジロウさんが発狂しだしたの!」とか言って男性の病院スタッフを利用。
 トミーには元々薬か何かを飲ませる、催眠術をかけるなどして状態異常を起こしておく。
 鬼隠しのゴミ捨て場で圭一が殴られたのが医療スタッフなら、
 黙らせるために殴る蹴るくらいのことはしそうなものだ。
 で、トミー丈夫だからなかなか倒れなくて何度も殴ることになる。
 で、トミーはそこから逃走して、まだ自分が追いかけられてると思い、追ってくる奴らを角材で殴りつける。
 以下略。

レナとミオンが何でも知ってることについて。
 これは単純に、エンジェルモートに村の人がいた。
 大石と車の中で話してたことについては、遅いことを気にしたレナが見に行っただけ。
 セブンスマートの件についても、村の人がいたとか、圭一の母親に聞いたとか。

おはぎの中身について。
 少なくとも、針ではないと思う。
 「これがあたりだよ」というサービス問題であることを示すイタズラ。

白いワゴンについて。
 クラクションを鳴らしていることから、轢く意思はなかった。
 入江診療所で救急車の代わりにしているもので、急患の知らせに急いでいたのでは?
 徐行でずっとついてきていたというのは単なる錯覚。

玄関での背中の気配について。
1圭一の完全なる錯覚。
2梨花が後ろにいた? 足音をたてずに歩いたり気配を消すのは得意であるようだから。
 そして、圭一が振り返ったとき「倒れこみながら」振り返ったため(視界が上方に移動してしまって)
 体の小さな彼女の姿が見えなかった。
 そしてそのまま倒れてしまったため上の方しか見えず、その隙に帰る。
 ただ目的不明。
3レナが後ろにいた?

レナが食事時に尋ねてくる件について。
 圭一の親がレナ、あるいは竜宮家の人に「留守にするんでよろしく」みたいなことを言った?

レナが追ってくる件について。
 レナは以前、ミオンから「大石はオヤシロさまの使いだ」と聞いている。
 そして圭一が接触していた男が大石の可能性が高いことも。
 そしてこの日の朝、ミオンが圭一と大石の接触が確実であることを知り、
 「やっぱり圭ちゃん、大石の野郎に色々吹き込まれてたよ」
 とレナに伝えた。
 レナはここで「やっぱり圭一くんが最近おかしかったのはオヤシロさまのせいなんだ」と思う。
 助けてあげなくては、と思ったけどバットが怖いので武器を持っていく。
 昨年サトシを救えなかった経験から、どうしても圭一は救いたい。
 それが妄想気味の圭一にはあぁ映った…と。

レナの言う「転校」のついて。
 どうしてレナは執拗なまでにサトシが「転校」ということにこだわるのか?
 この「転校」の指す意味はなんなのか?
 レナの身の回りで起こった転校は、レナが雛見沢に戻ってくる転校と、サトシがいなくなった転校。
 そして「レナが雛見沢から去った転校」が存在する。
 ……まぁ、この時点では小学校はいってないから転校ってのは微妙なんだけど。
 オヤシロさまに憑かれると、転校させられてしまう…というのはこのことを指すような気がする。
 つまり、小学校に上がる前のレナは既にオヤシロさまの症状(?)が出ていた。
 つまり足音を聞いたりするなどの。
 それを見て「この土地にいるのが良くないんだ」と思った両親が引越しを決意する。
 そしてレナは「転校」させられてしまったわけである。
 親の決定には逆らえず、転校先でもレナはオヤシロさまの存在を忘れてはいなかった。
 或いは、忘れていたが、何かきっかけがあって思い出すことになった…。
 そして、事件発生。雛見沢へと「転校」して帰ってくる。
 ある意味では「別の世界へ行く方法」が「転校」なのかなぁー。

ダム現場で襲ってくる2人の男について。
 恐らくは、病院スタッフ…。
 圭一の精神の不安定さについては聞き及んでおり、また誰かが「最近酷くなっている。治療が必要かも」
 というような発言をしたのかもしれない。
 それで圭一を病院に連れて行こうとしたところでレナが追いつく。
 で、「圭一くんはおかしくなんかありません! レナがなんとかします!」
 みたいなこと言って連れ帰った。
 「レナは肩を貸しただけ」発言については……ウソなのかなー?
 私は何となくこれはウソじゃない気がしてるんだけど、ただ気がしてるだけだからな。単なる直感。

監督について。
 まず間違いなく入江。

注射器について。
 マジック、サインペンの類。注射器型のペンだったりしたかもしれない。
 富竹のように服におみまいのメッセージを書こうと思った。
 「富竹さんの遺体から薬物は検出されなかった」という台詞については冗談だと思ったのかもしれない。
 普段からわりと冗談ばかりの会話してるからなー。

門の前の男性について。
 多分入江と、病院のスタッフ。
 茂みに隠れたりしてるのは多分さっきダム現場で顔を合わせてしまった人たちかと。
 ……茂みに隠れたのは白衣の男以外全員だっけ? 後でチェック。
 やたらと人数が多いのは、精神病(?)患者対策と共に、前にワゴンで轢きそうになったことへの謝罪?
 
逃走後の動きについて。
 逃走途中、圭一ちょっとKOOLモードから平常に戻る。
 そこで、何かの形で魅音とレナが自分を殺すつもりなど無かったことを知る。
 自分がもの凄いことをやらかしたことに気付く。
 ぶっ壊れる
 「これはオヤシロ様の祟りだ! 俺にオヤシロ様が取り付いたんだ!!」
 とかわけのわからないこと考える。
 富竹の死に方がフラッシュバック。喉掻き毟り始める。
 (普通の人間でも、「喉を自分の指で掻き毟って死んだ」などといわれたら自分の喉に違和感を覚えるだろう。
  それの激しくなった奴だとか……無理があるか?)
 電話かける。
 自殺する。
 魅音とレナに殺してしまって「ごめんなさい」

メモが破られている件について。
1おそらくは大石。
 大石は犯人を人為的なものを考えており、特に園崎が怪しいと思っている。
 解決のためには手段を選ばず、事件が隠され、沈静化することを望まない。
 そのため精神異常者のように見えてしまう部分を削り取ったのではないかと思われる。
 メモの場所については親しか知らないはずではあるが、
 人を殴ったあとの圭一の手が血で汚れていて、時計が血の手形まみれだったりしたかもしれない。
 (だったら、メモに血が付いてないのはおかしい)
 一発で見て怪しい、ってなぐらいに。
 時計の真下に足跡もついてたかもしれない。
2両親?
 圭一をおかしいと思わせたくなかったという理由ならやってもおかしくはないか?
 また、あるいは別に何かの理由で事件に深く関わっていたかもしれない。
 正直微妙。
3白衣の人たち。
 だったら破る部分は「他にも大人が4〜5人以上。白いワゴン者を所有。」だよな?
4実は生きていた魅音かレナ
 だったら、むしろ破る部分は「魅音とレナは犯人の一味」の部分だよなぁ。

警察に「前原家に医者が呼ばれた」という公式見解がない件について。
1医者が呼ばれた、という事実を村ぐるみで隠している。
 これにより、「魅音とレナが圭一に呼ばれて家を訪ねた」という間違った情報が状況判断が頷ける。
2医者が呼ばれた、という事実を大石が隠蔽した。
 理由は医者を呼ばれた、なんて話になると圭一の精神不安定状況が広まることになるから。
3そもそも医者が呼ばれたということ自体が存在しなかった?
 これは流石に厳しい……。