ひぐらしのなくコロニー
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 00:01:34 ID:81CR0zcy0
- 惨劇
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 00:05:14 ID:idxCSAaJO
- 2げと
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 00:05:25 ID:cFxVF0wc0
- うん
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 00:06:30 ID:48oKQHS4O
- オナニー
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 00:06:55 ID:S38+c8qu0
- 落ちるのか!
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 00:22:54 ID:apg1hFg3O
- どういう主旨?
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 01:06:28 ID:dzzrA4R50
- ちょっとワロタw
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 01:07:27 ID:X5PQ70KF0
- ペンギン……
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 01:07:48 ID:wVAPKgeLO
- か
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 01:14:31 ID:V4i/PVLs0
- あわびゅ
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 01:46:51 ID:idxCSAaJO
- ぬぷぬぷっ
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 02:11:44 ID:jveuHZSO0
- も゙も゙も゙も゙も゙…
http://zonata.hp.infoseek.co.jp/cora/nake7.jpg
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 02:59:13 ID:X5PQ70KF0
- うはwww新作wwwww
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 04:05:28 ID:idxCSAaJO
- ほ
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 05:19:32 ID:G3pvIaxC0
- トランセル
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 05:20:53 ID:81CR0zcy0
- ・・・えーちょっと待って・・・なんでまだ残ってるんだよ・・・
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 06:20:29 ID:Y24ENMCW0
- >>12
待ってたぜwww
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 06:22:39 ID:wDA9RqkR0
- ワロ田
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 06:47:48 ID:dB/t5Kgo0
- いざや集えよ雛見沢の戦士達!
>>12
お前さん、毎度毎度sugeeeeee!!
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 07:34:36 ID:dGZFM8eL0
- すじ支援age
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 08:37:10 ID:dB/t5Kgo0
- 終わらせてたまるか
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 08:40:21 ID:81CR0zcy0
- ちょっと綿流し編やってきますね
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 08:44:26 ID:dB/t5Kgo0
- 前スレ
スレタイ ひぐらしのなく頃に 三枚卸し編 VIPPERで作ろうぜ
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1130415322/l50
スレタイまとめ
http://ra-meso.hp.infoseek.co.jp/
【とりあえず】VIPでひぐらし【乳すじ大爆破】
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1129752204/
本スレまとめサイト
http://oyasirovip.run.buttobi.net/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/4923/
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 08:46:40 ID:SH55fnV9O
- 笑いました。
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 09:40:07 ID:gjW3Oi2t0
- このままだとまた落ちそうだ
何かカンフル剤が必要じゃないだろうか
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 10:21:13 ID:6Mmcf3tO0
- 職人さんがこのスレに気づいているかが問題だな
と、ひとごとのようにいってみる
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 10:27:11 ID:Y24ENMCW0
- とりあえず保守鯖鯖言っとけばいいんじゃね?
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 10:27:47 ID:gjW3Oi2t0
- 保守保守鯖鯖
新しい語感だっ
- 29 名前:健太 ◆wJpsfBhkdM :2005/11/21(月) 10:29:24 ID:ar+OwI1U0
- νガンダムは伊達じゃないっ!
逃げるな!シャア!
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 10:34:16 ID:zjtdzRGY0
- ガンダムとひぐらしの合体ネタってありそうでないな
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 10:45:10 ID:81CR0zcy0
- ( ;^ω^)「fuck forever」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 10:48:00 ID:gjW3Oi2t0
- 詩音「こんな雛見沢、修正してやる!」
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 11:08:04 ID:gjW3Oi2t0
- 梨花のセリフ
「肉体年齢の差が戦力の決定的な差ではないのだよ」
「ええぃ!園崎の拷問狂は化け物か!」
圭一「梨花ちゃん、その赤いのはなんだい?」
梨花「隊長機の証なのですよ」
沙都子「梨花、大地に立つ!! ですわ〜」
梨花「・・・沙都子、そっちは白い方なのですよ」
圭一「沙都子は馬鹿だな」
沙都子「な、なんですって〜!? 梨花はともかく圭一さんのセリフは許せませんわ!」
圭一(梨花を見る)
梨花(圭一を見る)
キュピーン
圭一&梨花「「認めたくないものだな。自分自身の若さ故の過ちと言うものを」」
昭和54年4月7日〜放映らしいのでひぐらしでは結構見られてたアニメかも
惨劇の始まりと同じ年
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 11:14:41 ID:SSTwkGXu0
- また人が夜勤中におもしろいことしてるぅ・・・
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 11:42:22 ID:apg1hFg3O
- ちょ…ここに作品投下していいの?
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 11:55:05 ID:YgDJzLmL0
- >>35
もちろんだ
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 12:06:27 ID:3ge7tL0vO
- VIPひぐらし総合スレって感じ灘
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 12:20:18 ID:7DL8qAwV0
- http://zonata.hp.infoseek.co.jp/cora/irie1.jpg
イリーが悪い人だったらこんな感じか…
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 12:28:54 ID:dGZFM8eL0
- >>38
ちょwwwwwwイリーwwwwwwwwwwww
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 13:38:22 ID:Vcd7uX/q0
- 保守、させてもらおうか
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 14:17:35 ID:D+2QGoPd0
- 保守
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 14:31:34 ID:SSTwkGXu0
- h
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 15:10:02 ID:0AnzJaGR0
- 孕まし編
「レナ、話ってなんだ?」
「あのね…できちゃったの」
・
・
・
・・
・・・
「認めたくないものだな。自分自身の若さ故の過ちと言うものを」
〜そして後の祭囃子編へ〜
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 15:17:14 ID:GmGtC9h30
- 大長編にするとモチベーション続かなくて途中で無かった事になるSSを今までたくさん見てきた
後の祭囃子編他ここで連載してたのはそんな事が無いように祈ってる
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 15:58:53 ID:o13rKIFf0
- これ作ろうぜスレなのかwwwwwww
>>44
たとえばどんなの?
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 16:19:35 ID:2LtGIit60
- >>38
おっきした漏れはどうすれば
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 16:24:50 ID:WxkFLOzR0
- 斧で*の*を叩き割ってきた。リアルで
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 16:27:29 ID:RLkigNVk0
- >>47
「道」の「氷」を叩き割った
「蟻」の「素」を叩き割った
「お」の「れ」を叩き割った
どれ?
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 16:28:04 ID:o13rKIFf0
- 木の実じゃね?
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 17:10:00 ID:RLkigNVk0
- よーし、あげちゃうぞー
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 17:52:03 ID:apg1hFg3O
- なにをくれるのかな…かな?
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 17:52:53 ID:o13rKIFf0
- 俺も欲しいな><
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 18:19:56 ID:o13rKIFf0
- 今気づいた。今日誕生日だなんかくれ
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 18:22:44 ID:NQSdZnqsO
- 新シャア板にかつて「ひぐらSEEDのなくコロニー」ってスレがあったっぽ…
これはその劣化二番煎じだお
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 18:24:01 ID:o13rKIFf0
- ちょっと違う・・・
- 56 名前:50 :2005/11/21(月) 18:27:51 ID:RLkigNVk0
- じゃあ、散々既出だけどコレやるよ
ttp://054.info/file/054_22736.zip.html
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 18:30:04 ID:o13rKIFf0
- 持ってなかった。ありがとよww
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 19:05:45 ID:2LtGIit60
- h
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 19:12:44 ID:978HtPcz0
- うはwwwなんかスレ立ってるwwwww
ここに連載投下しちゃって構わないのかな?
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 19:15:36 ID:o13rKIFf0
- 誰〜?
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 19:51:43 ID:m/BQ2Kgb0
- 立ったばかりのスレがすぐ落ちる気分ってのは例えると・・・
水の中に一分しか潜ってられない男が限界一分目に やっと水面で呼吸しようとした瞬間!」
さらに足をつかまえられて水中にひきずり込まれる気分に似ている・・・
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 19:55:48 ID:o13rKIFf0
- わかる
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 20:01:29 ID:YGaUtKWn0
- 行くぞ鯖女、水揚げ量は充分か。
- 64 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:01:38 ID:B1of3vtv0
- 2日目途中から投稿するべさ。
放課後になったが、魅音が祭りの準備があると言って帰ってしまった為、今日の部活はお流れとなった。
久しぶりのレナと二人の下校…、になるはずだったが。
「悪いレナ、今日はちょっと用事があってさ、一緒に帰れないんだ。」
「用事?何だろ…?」
「用事ったら用事だよ。…まあ大した事じゃないんだけどな。」
俺の答えに満足がいかないらしい、首をかしげて俺を見ている。
…………。
…しばらくすると、思い出したかの様に笑い出す。
「…あ、そっか、あははは!…あんまり迷惑かけちゃダメだよ?」
レナの奴は時々鋭い所がある。
俺の用事というものに検討をつけたのだろう。
レナの思ってる通りの用事だ。
ただ、なんだか恥ずかしいから口に出せなかっただけなのだが…。
「おう、大丈夫だよ。…沙都子ー帰るぞー。」
「あら?圭一さんは家が反た…うわ、何をしますの!」
「いーから気にすんな、早く帰るぞ。」
「あははは、沙都子ちゃんに圭一くんまたねー。」
……梨花ちゃんの見舞いにまた行きたくなっただなんて…。
- 65 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:02:59 ID:B1of3vtv0
- 「まったく、圭一さんはなんでも急すぎますわね。」
「あっはっは、悪いな。」
沙都子と二人での帰り道、…正確には俺にとっては帰り道ではないが。
それもまたなんだか新鮮なものだった。
「圭一さん、どうしてまた梨花のお見舞いに?昨日来たばかりではございませんこと?」
「ん、今日の祭りの話を聞いてたらな、大変なんじゃないかって思って…。まあそんなんだよ。」
「そうでございますか。別にいつでも来て構いませんけれど、昨日みたいにあまり騒がないでくださいまし。
病気の時は安静第一でございますからね。」
「ああ、大丈夫だよ。今日はすぐ帰るからさ。」
「…圭一さんの言うことですからあまり信用なりませんわね。」
「なんだと!」
「なんだかんだ言って、私達が大人しくしていることなんてありませんでございますからねえ。」
「……まあ…、そうだよな…。でも本当に今日は大人しくしとくさ。」
今日は昨日の様に騒ぎたてる訳にはいかないだろう。
…本来なら昨日も騒いではいけないのだろうが、それはもう過ぎた事。
また昨日と同じ様に神社が見えてくる。
古手神社…、梨花ちゃんの神社で、明後日の日曜日にここで祭りが行われる。
魅音の話じゃここに雛見沢に住むほとんどの人が集まるらしい。
雛見沢に住む人って…確か千人以上いるんじゃなかったか?
にわかには信じがたい話ではあるが、魅音の言う限りでは真実なのだろう。
その光景を頭に思い描いてみる……うん、賑やかで…楽しい祭りだ。
「圭一さん、どうなさいました?早く行きますわよ。」
「ああ、行こう行こう。」
沙都子に促され境内へ続く階段を登ると、本堂が俺達を迎える。
昨日見た神社は、どこにでもあるごく平凡な神社だった。
でも今日見る神社は…、なんだか俺達を祝福しているかの様な、そんな温かみが感じられた。
- 66 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:04:26 ID:B1of3vtv0
- 「…はぁ……、……はぁ………。」
なんだ?
神社の裏手、沙都子達の家の方から荒い息遣いが聞こえる。
…まさか、泥棒か?!
沙都子と急いで気配の方へ向かう。……そこには。
「梨花ーー!!何をしてますの!!!!」
「梨花ちゃん!何やってんだよ!!!」
梨花ちゃんが…餅つきの時なんかに使うあの杵を持って、必死に振り回している姿があった。
「…はぁ…はぁ……、みぃ…沙都子ですか…、どうして圭一まで…居ますですか?」
「そんな事より!!凄い熱じゃないか!!!横になってなきゃダメだろ!!!!」
「…はぁ……、今度の…お祭りの練習…なのですよ……。」
「ああああもう、とにかく!!!」
問答無用で梨花ちゃんを背負い、家の中へ急ぐ!
ああああ何やってんだよ!めちゃめちゃ熱いじゃないか畜生!!!
「沙都子!!氷持ってこい、早く!!!」
「わ、わかりましたわ!」
梨花ちゃんの部屋の布団に素早く横にする。
…汗まみれの服を取り替えたい所だが、流石にそれはマズいだろう…。
仕方が無いのでそこらへんにあったタオルを取り、顔の汗を拭き取る。
……沙都子が氷を用意する時間に、これだけしか出来ない自分が歯痒い。
畜生!凄い熱だ…。
「圭一さん!氷ですわ!!」
「おう!これを額に…沙都子、体を拭いて服を着替えさせてくれ。俺は部屋の外に出てるから。」
「わかりましたわ。」
- 67 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:05:39 ID:B1of3vtv0
- …俺にできる事はこれくらいか…。
後は沙都子が着替えさせ終えるまで、部屋の外で黙って待つしかない。
あんな姿になってまで…、梨花ちゃん何やってんだよ…!
「圭一さん、もう良いですわよ。」
「おう。」
部屋に入り、俺は梨花ちゃんに急いで駆け寄った。
「……本当に…、何やってんだよ……。ぶっ倒れたりしたらどうするつもりだったんだよ!!」
「…みぃ……、ボクは…オヤシロ様の……巫女なのですよ…。」
「だからって…!」
「お祭りは…、成功させなくては…ダメなのです…。」
…祭りの為に…、こんな風になってまで…。
「…もう……、もういいよ…今はゆっくり休んでくれ…。」
「みぃ…、…そう……しますです。」
まだ言いたい事はたくさんあったが、梨花ちゃんの表情を見ていると、何も言えなくなった…。
熱で真っ赤になった顔が、その意志の強さを物語っていた。
「疲れましたです…。少し…寝ます。」
そういい残すと、梨花ちゃんはスイッチが切れたかの様にスースーと寝息をたて始めた。
「…梨花ちゃん…、大変なんだな…。」
「…梨花は、今までずっとお祭りの巫女を務めてきましたわ。責任感が強いんですのよ。」
「…でも、こんなになってまで…。」
もうそれ以上、沙都子は何も言わなかった。
それだけ明後日行われる祭りが重要だってのか…。
年に一度の祭りのトリを担う事…、こんなにも小さな女の子が、こんな風になるまで必死で頑張る…。
きっと、良い祭りになる…いや、良い祭りなんだろうなと…思った。
- 68 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:07:51 ID:B1of3vtv0
- 「梨花は…、二年前に両親と死別してから…私と暮らし始めるまで、ずっと一人で暮らしてきたんですの。」
「え…、初めから二人一緒じゃなかったのかよ。」
「ええ、私と暮らし始めたのは大体去年の今頃からですわね…。」
「そうだったのか…俺はてっきり初めから一緒だったのかと…。あれ?親の居ない子供って…その…、施設みたいな所に預けられるんじゃ…。」
「村長さんが代わりの親という事で、それはされなかったみたいですわ。」
「じゃあ…村長と暮らせば良かったんじゃないのか。」
「梨花が一人で暮らしたい、…そう言ったと聞いてますわ。」
「なんで!…この歳で一人暮らしなんて…大変なんてもんじゃないだろうに…。」
「さあ…、その辺の事はわかりかねますわ。…でも、梨花はそれでも今まで生きてきているのですわ。」
…この歳で…、両親を亡くして…。
その暮らしの辛さは…、今でも親の脛をかじって生きている俺には想像できるはずもなかった。
…なんだか、無性に恥ずかしい気持ちになった。
「別に圭一さんが今の暮らしを恥ずかしく思う事はありませんわ。」
沙都子に心の中を見透かされた様に言われる。
「不幸な事故…だったんですのよ……。それに私達は今は二人、別に不自由もなく暮らしていますから。」
沙都子がまるで遠い昔を懐かしむかの様に語る。
その言葉には哀愁と、…重さが感じ取れた。
二人共…俺には想像もできないような道を歩んできているんだ…。
- 69 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:08:38 ID:B1of3vtv0
- 「圭一さん、後は私が看ておきますから今日の所はそろそろ…。」
「…ああ、梨花ちゃんを頼むぜ。」
「ええ、勿論ですわ。…圭一さん、今日は助かりましたわ。」
「仲間の為だからな、当たり前だろ。」
本心からの言葉だった。
…仲間の為だったら、なんだってしてみせるさ…。
「沙都子、…無茶しないように見張っとけよ。」
沙都子は言葉にはせず、ただ頷いてみせる。
それを見届けると、俺は二人の家を後にした。
境内で振り返ると、…二人の家は…あんなにも小さいんだな……。
「本当に…、無茶するなよな。」
そっと一言だけ呟く。
…ひぐらし達だけが、その言葉を聞いていた。
- 70 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:09:39 ID:B1of3vtv0
- 「母さん、明後日の日曜日に祭りがあるのは知ってる?」
「ええ、昨日回覧板が届いてね、でもこんな時期にお祭りだなんて珍しいのね。」
「なんでも、元々は冬の終わりを祝う祭りだったらしいよ。…ていうか知ってたなら教えて欲しかったな。」
「あら、圭一はもう知ってるのかと思ってたから。」
「それで、母さん達は行くの?祭り。」
「そうねえ…、今お父さんの仕事が少し手間取ってるみたいなのよ…。ちょっとわからないわね…。」
「…父さんは今どこ?」
「アトリエに篭ってるみたいだけど…圭一、邪魔しちゃダメよ?」
「ああ、わかってるよ。」
それを聞くと俺は席を立ち、親父の居るであろうアトリエへ向かう。
梨花ちゃんが必死で成功させようとしている綿流しの祭り…。
親父達にも行って欲しかった。
俺の家は図体ばかりでかい。
それも親父が仕事で使うアトリエも内装してある為だ。
作業場なんかもいくつもある為、普段そこに近づかない俺は自分の家であるにも関わらず迷ってしまう事もある。
一つずつ作業場の戸の前に立ち、親父が居ないか声を掛け、確認する。
「父さん…居る?」
「ああ、圭一か。…今ちょっと忙しいから、用があるなら後にしなさい。」
実に不機嫌そうな声で返答してくる。
そこに…親父が居る、それだけを確認できれば良かった。
親父の仕事がはかどっていようが滞っていようが関係ない。
……まぁ、滞って一家離散なんて羽目になったら流石に困るのだが…。
とにかく、梨花ちゃんが成功させようとしている祭りに親父達が来ないのは…なんだか寂しい気がして…。
俺はその扉をゆっくりと開く。
- 71 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:11:10 ID:B1of3vtv0
- 「圭一…用があるなら後にしなさいと…。」
「黙れ…。」
「え?」
「ええい黙れと言っているんだ!この甲斐性無しのクソ親父が!!!!」
「お、おい圭一、口の利き方に…。」
「お前に発言権など無い!俺が一方的に喋るだけで良い!聞かれた事にだけ答えやがれええええええええ!!!!」
俺の突然の暴走に親父は唖然としている…、だがまだまだ叩き込んでやる!!
口先の魔術師と呼ばれた…前原圭一様の実力を思いしれ!!!
「おい、親父。貴様は絵描きなんていう実に気楽な商売で俺達一家を養っている。
それについては褒め称えよう、いやむしろ尊敬の念すら覚える。
だがしかし!!いざという時に仕事仕事仕事、それではそんじょそこらの普通のサラリーマンと何ら代わり無いではないか!
いいか、親父は会社という組織の属している訳でもないにも関らず締め切り締め切り締め切り…。
アイデアに詰まってるだと!!そんなものは気合でどうにかしろ!!!
親父は一体何の為に仕事をしているというのか…、俺がいつまでも知らないと思うなよ!!
これを見ろおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
「そ、それはああああ父さんの大切なコレクション!!!!!」
「そう、親父の趣味はもうとっくに割れている!!!
雛見沢へ来て以来その趣味が顕著に現れている!
以前親父が良い店だと言って連れて行ったエンジェルモートなんてその最たるものだ!!!
この……アキ○系の変態親父ええええええええええ!!!!!!!!!
ご近所にこんな事が知られてみろ!うちはあっという間に変態一家扱いだぞ!!!」
「ま、まさかその趣味をバラすとでも言いたいのか圭一!」
「ふ、甘い、甘すぎるぜ親父!!!
俺がその程度の事をする為にわざわざこの場に来ると思うてか!!
俺は………貴様に更に神の愛の手を差し伸べようというだけだ!!!!」
「え…、それは一体……」
- 72 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:12:04 ID:B1of3vtv0
- 「親父…先程晒した貴様のコレクション……一通り見てみたがメイド、スク水、ブルマなどあらゆるジャンルの衣装が揃っている。
正直、ここまで集めに集めたのは賞賛に値する。
恐らく俺ではここまで素晴らしいコレクションを揃える事は難しいだろう…。
だがしかし!!!……萌え衣装において最も重要なものが揃っていない様だな。」
「………!!」
「…そう、それは至高にして究極…この大日本帝国を代表するに最も相応しい萌え衣装和服!!
その中でも更に萌え要素が突出して高い衣装…何故巫女服が無いのだ!!!!」
「そ、それはまだ購入してないだけで…。」
「ほーう、まだ買っていない。百歩譲ってそれを許すとしよう。
だが大枚はたいてどのルートからかは知らんが、その巫女服を購入したとしてそれは本当の巫女服といえるのか…。
巫女というものは神に仕える神聖なる職業に就く純真無垢なる乙女が着用してこそ…、その真価を発揮するものじゃないのか!!!
親父が毎夜母さんにコスプレさせる為だけにその様な扱いをして良いものなのか!!!」
「な…なんでそんな事まで…。」
「私語は慎め!!俺の質問にだけ答えれば良いと言ったはずだ!!!!この際そんな事はどうでもいいんだ!!!
俺はその…真の意味での巫女様を親父に見せてやろうというだけなのだ!!!」
「し…真の巫女…?」
「巫女というのは神に仕える神聖なる職業だという事は既に先程述べた。
そしてその巫女が表舞台に立つ場はなんだ!答えろ!!!
3!2!1!遅すぎる!!!味噌汁で顔を洗っておたまじゃくしからやり直しやがれ!!!
正月!もしくは神社の祭りの祭事だろうがああああ!!!!
祭事……そう、それはもうすぐに行われる。明後日の綿流しの祭り…。
それには神聖なる本物の巫女様の可憐な舞いが行われるのだ!!!!!」
- 73 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:13:03 ID:B1of3vtv0
- 「……本物…。」
「その巫女というのは俺の友達だ、俺の口からこう言うのもなんだがかなり可愛い。
しかもロリ!更には小悪魔属性まで付いている!!まさに萌えの理想郷だ!!!!」
「…ロリ…小悪魔……。」
「それを何だ!!この甲斐性無しが!!!
貴様は仕事が滞っているからといってこの大チャンスを逃すというのか!!!
まさに愚の極み!!その罪…死して償うしかないなあ!!!!」
「し、しかし仕事が終わらないと…。」
「ああもういい!!貴様には失望した!!!せいぜいその気楽という仮面を被ったサラリーマンを演じ続けるがいい!!!
俺は明日友達と行くさ!!楽しみだなあ魅音達との部活をエンジョイした後に梨花ちゃんが巫女姿で華麗に舞う姿を堪能するさ。
ああ、梨花ちゃんの巫女姿…今から考えただけでも……あ、また鼻血が☆」
プチッ
それは……、親父の理性の糸が切れる音だった…。
「う、………うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
父さんが間違ってたぞおおおおおお!!!!」
「そう!!!わかればいいんだ親父!!!」
「おおおおおおおおおおアイデアが産まれ…産まれ…産ま……はーーーーっはっはっはっはっは!!!
なんだこんな簡単な事だったんじゃないかああああ!!!!!ありがとう圭一!!!
おかげで目が覚めた!!!我が息子よおおおお!!!!!」
「残念だが俺は貴様の息子でも圭一でもない………。
俺の事は………Kと呼べえええええええええ!!!!!!!!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!Kええええええいいいいいい!!!!!」
- 74 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:14:00 ID:B1of3vtv0
- それはまさに…親子ではなく、漢と漢の絆が産まれた瞬間だった。
…よし、これで親父達も明後日の祭りに来るだろう。
……やっぱり俺って凄いのかな、はっはっは!!
……背後から…殺気…?
「あんた達…。」
「げっ…か…、母さん!」
「何を親子して馬鹿な話で盛り上がってんのおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
- 75 名前:髪降し編 ◆9TeoJ/tyo. :2005/11/21(月) 20:18:02 ID:B1of3vtv0
- 2日目Fin.
3日目の執筆に入ります。
全5日の予定って前に言ってたけど全6日でした('A`)
1日1万字くらいを目処に書いているんだがどうでしょうかね
量産型エロゲなんかは40万字らしいから簡単かなーと思ってたけど400字詰め原稿用紙に換算すると150枚です
本当にありがとうございました。
後、おたまじゃくしって言ってるのはどうみても(ry
精子って書くのはまずいかなーと思ったんだよ!
反省はしていない。
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 20:47:16 ID:vztpFQRt0
- バカスwwwwww
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 21:08:13 ID:RLkigNVk0
- 時期が開いたからか今回は長いなwwww
おじゃまたくしー!
- 78 名前:世紀末リーダー伝さとし編 :2005/11/21(月) 21:08:40 ID:978HtPcz0
- 髪降しGJ
そして引き継ぐ
「大丈夫かっ?!」
「ん………おにぃ……ちゃん…?」
「うんんんん〜〜?なんだお前はぁ?」
「…っ!」
僕は反射的に男の方へ向き直る。
そして………馬鹿な。
そんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿な
そんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿な
そんなバカなそんなバカなそんなバカなそんなバカなそんなバカな
そんなばかなそんなばかなッッ?!?!
どうして……どうしてこの男までもが、ここに…いるっ?!
………………………………北条、鉄平ッ!!
「おぉぅ…誰かと思えば、今朝僕にぶつかってくれた少年じゃないか。」
男の言葉なんて耳に入らなかった。
なんで、どうして………そればかりがリフレインしている。
この男の服にも、また………名札。
- 79 名前:世紀末リーダー伝さとし編 :2005/11/21(月) 21:15:53 ID:978HtPcz0
- 5年2組 ノリオ
…なんだ、それ。
なんだそれなんだそれなんだそれなんだそれなんだそれなんだそれ
なんだそれなんだそれなんだそれなんだそれなんだそれなんだそれ
なんだそれなんだそれ…ナンダ、ソレ。
この顔で小学生?!いやいやそれよりもなんであの男に…こんなこと
ありえるわけがないないないないないありえないありえないありえない
有り得ないありえないアリエナイありえないありえないありえないッッ!!
「クフフフフ…君も遊んでほしぃのかなぁ〜〜ぁ?」
………男の下卑た声を聞いて我に帰る。
そうだ、富竹さとし………今大事なのは、そんなことじゃないだろう?
「おにぃちゃん……逃げて…。」
この男の正体が何者かなんて、どうでもいいじゃないか………ノリオ
だろうが鉄平だろうが………いっそ宇宙人だってかまいやしない。
今一番重要なこと。
この男は、この無力な少女を……殴った。
さしたる理由も無く、ただただ己の快楽のためだけに………殴った。殴ったッ!!
- 80 名前:世紀末リーダー伝さとし編 :2005/11/21(月) 21:30:47 ID:978HtPcz0
- 「ほぉぉ〜〜ぅらぁぁ〜〜ッ!あっそぼぉぉ〜〜うッッ!!」
「!!」
ドスッ!!
「グエッ?!」
「おにいちゃんっ?!」
唐突に放たれた一撃に、体が跳ねる。
それは僕にとってはあまりに強烈で、一瞬、どこを打たれたのかすらわからない。
くそっ………なんて情けないんだ、僕は…!
殴り倒してやりたい、けど………この身体能力の差を見れば、結果は火を見るより明らかだ。
一発食らっただけなのに、もう体がうまく動かない……助けに入ってこれじゃ、カッコ悪すぎるよ…。
「んん〜〜最高ぉ♪」
「くッ……そっ…!」
その時、不意に気付いた。
こいつ………あの子にもこのパンチをッ?!
…間違い無いだろう、この男なら…手加減なんて行為どころか言葉自体知らなさそうだ。
コノヤロウ…許せない。否、許さないッ!!
この感情……自分でも少し不思議に思うところはあった。
僕は、いくら沙都子に似ているとはいえ…見ず知らずの少女に、なぜここまで?
…答えはすぐに出る。
「嫌いなんだ、そういうの。」
「………?」
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 21:32:22 ID:o13rKIFf0
- ( ゚д゚ )
- 82 名前:世紀末リーダー伝さとし編 :2005/11/21(月) 21:47:14 ID:978HtPcz0
- 理由なんてそれで十分だった。
理不尽に殴るのは…あいつだけで十分だ。
っていうか死ねよ、この………
「…クズ。」
「んん〜〜ん?」
バキッ!!
「ッ…ッ…!」
今度は声すらも上げられない。
くそっ…くそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそッッ!!
何で僕は弱いんだ!何でこいつを裁けないんだ!
何でこの子を助けられないんだ?!…なんで、沙都子を………
―――ごめんね沙都子…僕は、こんなに不甲斐なくて…にーにー失格だったよね……。
今頃…意地悪な叔母といっしょに不甲斐ない僕がいなくなって、せいせいしてるんじゃない?
あはははは…こりゃ傑作だよ、なんて滑稽だったんだ僕は。
魅音あたりにでも聞かせてやりたいなぁ…あははは…。
「くそぉっ……くそぉ………ッ!」
僕は何時の間にか泣いていた。
殴られたところなんて別に痛くない。
ただ、悔しかった。
不甲斐ない自分が。力のない自分が。抗えない自分が。…助けられない、自分が。
………ただ、悔しかった。
- 83 名前:世紀末リーダー伝さとし編 :2005/11/21(月) 22:06:19 ID:978HtPcz0
- 「ホォラァ!!ホォゥラァッ!!立てよぉぉぉッッ!!」
「やめて…やめてッ!おにいちゃんをいじめないで!!」
「んん〜?ふっふっふ〜…やめなぁぁぃ、残念でしたぁ〜〜ッ!!ひゃっひゃひゃぁ〜!」
ドスッ!バキッ!ゴスッ!
僕はサンドバックのように打たれていた。
…段々と、現実感がなくなってくる。
叔母があんなことになったのも……雛見沢を出たのも、夢かなんかじゃないのか?
バカッ!ズドッ!
…そして、どれくらい殴られた時であろうか。
「コラァァァッッ!!」
「ん?」
「てめぇ…なにさらしとんじゃぁぁ!!」
突如青いタンクトップを着た男が現れ、一喝した。
……誰…だ?
- 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 22:11:47 ID:978HtPcz0
- 「オラァッ!」
「ウグァッッ?!」
ドッカーン!!
「…くっ……。」
ドサッ
「なっ……?!」
……青いタンクトップを着た、頭の平たい男。
驚くべきことに、彼は一撃の下にノリオ(仮称)を葬り去った。
「…大丈夫か?」
男はにっこり微笑んで僕に手を差し伸べた。
…何者だろう?
「あ……ありがとう、ございます。」
「いやぁ〜、礼なんて照れるさぁ〜。」
この人………よく見ると、凄い顔だ。
助けてもらっておいて言うのもなんだけど…。
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 22:13:37 ID:m/BQ2Kgb0
- !?
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 22:20:21 ID:vztpFQRt0
- おいおいwwwwww
- 87 名前:世紀末リーダー伝さとし編 :2005/11/21(月) 22:25:50 ID:978HtPcz0
- 「ありがとう、おじちゃん!」
「ああ、このくらい3Vの電力さぁ〜。」
小夜子ちゃんも彼に礼を言う。
しかしその次の瞬間。
「はぅぁぁッ?!もうこんな時間さぁ!じゃあな、二人とも!!」
「あ……ありがとう、”リーダー”のおにいちゃん!」
「それは違うさ……オレは、”リーダー的存在”だ。」
「え…?」
それだけ言うと、彼は走り去った。
「……小夜子ちゃん、”リーダー”ってなんだい?」
「おにいちゃん知らないの?この辺りでは有名なんだよ。」
小夜子ちゃんの話では…なんでも、リーダーとは彼のような素晴らしい人間に与えられる称号らしい。
言葉自体はチープな響きだけれど………その中身は、重い。
ああ、リーダー………なんて素晴らしいんだ!
僕もああいう人間になりたい。
彼のような…清らかで、たくましい人間に……僕もなりたい!
いや、なってみせる。
リーダー的存在に………僕は、なるッッ!!
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 22:28:21 ID:m/BQ2Kgb0
- 悟史の、悟史としての人生はここで終わった気がする
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 22:29:30 ID:978HtPcz0
- とりあえず第一部終了な感。
こんなんばっかでごめんOTL
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 22:43:58 ID:B1of3vtv0
- ( ゜д゜)・・・ポカーン
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 23:02:41 ID:2LtGIit60
- h
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 23:14:10 ID:m/BQ2Kgb0
- ほしゅ
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 23:17:01 ID:idxCSAaJO
- サトコゥー!
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 23:27:47 ID:UFUkOIYi0
- ( ゜д゜)えっ?
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/21(月) 23:47:39 ID:RLkigNVk0
- ('A`)お?
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/22(火) 00:18:19 ID:k/46DMWs0
- うっ?
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/22(火) 00:39:36 ID:pXhWB3rj0
- 九州地方地震だって?
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/22(火) 00:44:21 ID:OYqKnHNeO
- ■発生
宇宙世紀0079年1月2日正午頃
■場所
サイド2第8コロニー『アイランド・イフィッシュ』 ヒナミ地区営林ヒナミサワ事務所内
■概要
1月2日正午頃、犯人(レナ・リュウグウ)は、営林署ヒナミサワ事務所内に侵入。
同事務所内のヒナミサワハイスクール分校、教室に押し入り、生徒25名を人質に取った。
その後、教室内に大量のミノフスキー粒子を散布して7時間以上に渡り籠城した。
一時現場は膠着状態となったが、同日18時45分頃、人質数名が抵抗し逃走。
同時にサイド2自治第2機動部隊所属の特務部隊が突入。人質24名を救出した。
犯人は、屋根へ逃れた人質1名を追い、一時格闘となったが、
同日19時10分頃、武装解除に応じ最後の人質を解放。警官隊に投降した。
■逮捕者(レナ・リュウグウ)
同日19時10分頃、武装解除に応じ投降。同時刻、緊急逮捕。
即日、身柄をヒナミサワ署に移し事情聴取。犯行を大筋で認めた。
容疑者の責任能力を巡って激しい議論が行われたが、検察は慎重に精神鑑定を行った結果、犯行時に責任能力はあったとして起訴に踏み切った。
弁護側はこれに真っ向から対立し、責任能力を否定する精神鑑定書を提出した。
裁判所にて現在、審判中。
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/22(火) 00:48:12 ID:PZkwjRyQ0
- ほしゅ
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/22(火) 00:55:55 ID:0Or75uLaO
- 地震こえー
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/11/22(火) 01:04:29 ID:4HksdmgH0
- 金色のサトコゥのおかげで脳内キャラが随分変った
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